なぜ「ムチ打ち」は治りにくいのか?
「むち打ちは治りにくい」
「症状が後からどんどん出てくる」
みなさんがお聞きになったことがある言葉だと思います。
通常、病院での診断名は「頸部捻挫(けいぶねんざ)」です。
あるいは「外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」です。こちらのほうが診断名としては、実際の病態に近いですね。
さて、両者ともあたかも首が悪くなっているかのような診断名です。
ところが、首をいくら治療しても、全然良くならないケースがあるのです。
その結果、賠償額で保険会社と訴訟問題へと発展することもまれにあるのです。
治らないむち打ちはどこが悪いのか?
リハビリや整骨院・接骨院でいくら治療をしても良くならないケースがあります。
首や肩、背骨、腕などが治療対象となります。
そして、電気、温熱、牽引、ストレッチ、マッサージ、エクササイズ、関節手技など、さまざまな治療をしても良くならないケースがあります。
これはなぜだと思いますか?
治療対象が間違っているのです。
こういった場合、治療対象は「脳内」です。
脳内にむち打ち損傷時の、損傷エネルギーが蓄積したままで、神経の異常が出ているのです。
末梢神経ではなく、中枢神経を整える
難治のむち打ちでは、一般的な治療では治りません。
画像診断でははっきりとしない、治りにくいムチ打ちは首に原因はないのです。
その場合、「脳」に原因があります。
脳内の機能低下を詳細に調べて、その機能を正常に戻すために刺激を入れます。
そうすると、脳内で神経伝達のバランスがと問います。
すると、おかしかった体が正常に戻ろうとするのです。
当院ではそのお手伝いを致します。
経験豊富な施術者が、あなたのお悩みを解決します。
当院の治療とは
当院の治療は他のリハビリや整骨院・接骨院で行われている基本的な治療から、現在までの研究により改善が見込まれる特殊な治療も含まれています。
一般的な治療法
手技:マッサージ、ストレッチ、歪みの矯正、指圧
物理療法:低周波治療器、温熱治療器
当院では上記に加えて筋筋膜療法、マッスルエナジー、トリガーポイント療法、超音波治療器、光線治療器、鍼灸療法などを加えます。
さらに・・・
神経機能や生化学的考察など、特殊な視点からあなたを健康へと導きます。
脳神経の調整
脳神経は12対あります。これらの神経の状態、そして大脳や小脳、大脳基底核などの脳の状態を把握し、機能低下を調整します。
なぜ、そもそも脳神経の機能低下が起こるのかといいますと、むち打ちは脳震盪が起こっていることがあるのです。
この脳への振盪エネルギーが残存したままだと、脳神経の機能が異常となるのです。
この脳神経やその他中枢神経の調節を行います。
ブレインバランスの再獲得
神経は脳を含めて左右対称的に構成されていますが、得意としている機能には左右差があります。
交通事故の際、強烈な衝撃により脳の振盪が起こり、左右差が起こった場合、ブレインバランスが崩れます。
この左右の大脳バランス、小脳バランスの調整を行います。
生化学的な治療
病態は生化学的にみることもできます。炎症の起こりやすさ、損傷部位の修復能のレベル、代謝や内分泌への影響など、細かく生化学的にみることで、早期の回復を狙えるのです。
当院では、生化学的な見方を取り入れて、早期回復を促します。
当院での難治むちうち・頭部外傷後遺症の改善症例
半年間通った接骨院では治らなかったむちうちの後遺症が治った!
女性 30歳
頸椎捻挫による首の痛み、重だるさ、吐き気
半年以上、別の整骨院に通い、少しずつ症状は改善していたものの、すっきりと良くならず、早く完治させたい一心でこちらの整骨院に辿り着きました。これまで筋肉と骨の問題だと認識していましたが、こちらの整骨院では、神経や血流のことについて詳しく診て下さり驚きました。
他の整骨院と違い、自分でできる宿題や食についても教えて頂き、首だけでなく全身を健康にすること、根本から改善することにサポートして頂きました。そのおかげで、日々天気や体調で変わる症状に悩まされることが本当に少なくなりました。一生多少の痛みと付き合っていかないといけないのかなと思っていたので、ここまで良くなったことに驚きと感謝です! 不調で悩まされている方には、是非お勧めしたいです。
※当院の施術には個人差があり、全員に保証するものではございません。
頸椎捻挫型
純粋に首の筋肉や腱、靭帯を傷めた状態です。
よく損傷する筋肉は「斜角筋(しゃかくきん;scalenes)」「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん;sternocleidomastoid)」があります。
これらが損傷している場合、炎症期のケアが終われば、さまざまな手技・物理療法・運動療法で対応します。
バレ・リーウー型
むち打ち損傷により、交感神経が刺激されて自律神経症状が発現してしまうものを、他と分類して言います。
交感神経が刺激を受けることにより以下のような症状が起こります。
頭部症状:頭痛、頭重感、こめかみ痛、顔面の違和感、顔面の痛み
内耳の症状:難聴、耳鳴り、耳閉感、めまい、ふわふわ
胃腸の症状:胃部不快感、胃が重い、便秘、膨満感、吐き気
目の症状:眼精疲労、眼のかすみ、目の疲れ、視力低下、視機能低下
循環器(心臓・動脈)の症状:胸痛、動悸、不整脈、息苦しさ
上気道・咽喉頭部の症状:飲み込みづらい、嗄声、喉の異物感、喉の締まり感
その他:体各部位のだるさ、しびれ(特に腕)、注意力欠如、やる気がでない、ブレインフォグ
バレ・リーウー型の診断が難しいのは、自覚症状が病態の主となっているからです。これを画像診断や血液検査などで証明することはほとんど不可能だからです。もちろん、画像で骨折や脱臼はありません。
ただ、星状神経節ブロック(交感神経節に麻酔を打って症状を改善させる治療法)で改善するかどうかがポイントとなります。
治療は薬物が中心となります。
神経根型
ムチ打ちにより、神経が損傷を受けることがあります。
その中で、神経根が損傷を受けるケースを「神経根(症)型」と呼ばれます。
神経根とは、脊柱管から脊髄が出ていくところの膨らんだ部分を言います。この神経根を圧迫するのは、椎間板が突出した椎間板ヘルニア、また頸椎の椎間孔の狭小化によって起こります。
他のむち打ちの症状の他に、神経根(症)型の症状は以下のようなものがあります。
肩や上肢への放散痛や自発痛、しびれ(知覚脱失、知覚鈍麻)
障害された神経が支配する筋の筋力低下、筋萎縮
障害された神経が関与する上肢の腱反射減弱あるいは消失
一般的なむち打ちの症状も発現しても不思議ではないので、神経根症の特徴としては「力が入りにくい」という点です。
この筋力低下があれば、神経根が障害されている可能性があります。
脊髄型・脊髄損傷型
むち打ちにより、脊柱管の中を通る脊髄が損傷を受ける型を言います。
一般的なむち打ちの症状に加えて、四肢・体幹の運動障害、膀胱・直腸障害が起こります。
決定的な症状としては、「歩きづらくなった」「尿や便が出づらい」「失禁」といった症状です。
これらがあれば即座に病院で精密検査をしなければいけません。
神経根型も脊髄損傷型も、神経の損傷ですが障害される場所が内部か出口かの違いがあります。
首肩の痛み、可動域低下
首が動きにくい、肩を動かすと痛いなど、症状によって可動域が低下します。これは首の靭帯が傷んだせいではありません。
これは首や肩の筋肉をこわばらせる神経のせいです。
首肩の不快感、コリ
事故前まで感じていなかった、コリや重だるさなどが首や肩に感じることがあります。時には腕や背中まで感じるでしょう。
これらも自律神経の機能が異常になって起こる現象です。マッサージなどでコリをいくらほぐしても、その場は少し楽になりますが根本的には改善しません。
緊張性頭痛、片頭痛
ムチ打ちで頭痛が起こることも良くあります。締めつけられるような頭痛、ズキズキと脈を打つような頭痛などが起こります。
めまい、ふわふわ
神経の異常が起こるとめまいやふわふわを感じることもあります。通常の内耳由来の「めまい」とは異なり、神経機能が統合できない状態のめまいです。
手指腕のしびれ
肩から腕、指までしびれることもあります。触ると分かるような軽い痺れから、ずっとビリビリして眠れないような痺れもあります。
歯や顔面の症状
ムチ打ちでは、虫歯などの歯科領域の疾患ではないのに歯が痛くなったり、顔中に不快感を感じたりします。顔に痛みを感じるようになる三叉神経痛になることもあります。
耳鳴り、頭鳴、難聴
ムチ打ちは神経異常の症状が出ますので、聴神経に異常が出ると耳で音が鳴っているように感じたりします。時には頭の中で音が鳴っているようにも感じることもあります。
また、聞えにくさが表れることもあります。
胃腸、消化器の不調
自律神経の副交感神経が障害されると、胃腸に大きな影響が出ます。胃腸の動きが悪くなり、消化不良や便秘、胃痛、胃腸の不快感などが起こります。
睡眠・眠りの不調
自律神経の交感神経が刺激されると、睡眠の障害として表れます。眠りが浅かったり、眠れなかったりして、余計に症状が悪化します。
自律神経の不調、のぼせ
脳神経Ⅹが障害されると、副交感神経が亢進、または機能低下を起こします。すると、自律神経の多彩な症状が表れます。この状態になると、うつへと発展することもあります。この状態になると、治りにくく保険会社ともめる原因ともなります。
目の不調、顎の不調
目がみえにくい、やたらと疲れる(眼精疲労)が起こることがあります。また、物を食べる時に耳の前辺りが痛くなったりすることがあります。
集中力の低下、記憶力低下
集中力が低下したり、記憶力が低下したりするブレインフォグが起こることがあります。
交通事故 Q and A
Q 1 整骨院でも交通事故の怪我の治療ができますか?
はい、出来ます。
整骨院の先生は柔道整復師という国家資格を有しており、保険の取扱いを公的に認められております。
Q 2 整骨院と病院(整形外科)とはどう違うのですか?
交通事故治療に関しては、検査設備は病院(整形外科)が充実しています。
また、痛み止めの注射や、投薬が可能です。牽引機器などのリハビリが中心になるところが多い傾向にあります。一方、整骨院では治療を国家資格を有した先生自らが手技による施術を行い、一人一人の症状に合わせた治療をいたします。
Q 3 現在、他院にて治療中ですが、もみの木整骨院に転院できますか?
はい、可能です。まずはお電話下さい。
保険会社の担当者への連絡の方法等をお伝えします。また、病院(整形外科)と同時受診も可能です。
患者様にとって最善の方法をご提案させていただきます。
Q 4 事故当日は痛みがなく、病院に行きませんでしたが、2,3日後から痛みが出てきました。どうしたらいいでしょう?
まずはお電話でご相談下さい。 事故当日は痛みがなく、数日後から痛みが出ることは、むち打ちではよくあることです。
しかし、医療機関での診療を受けないでいると、交通事故との因果関係を証明するのが難しくなってしまいます。 その他にも、警察への診断書の提出もしなければ、人身事故扱いしてもらえなくなり、本来受け取れる権利を行使できなくなります。 少しでも交通事故の後から体の様子がおかしいと感じたら、ご相談ください。
Q 5 交通事故のときによく分からず、事故現場で賠償金の書類を作成ししてしまいました。後々何か問題なことが起こるのでしょうか?
事故現場で軽傷と思っていた怪我が、後々深刻になることがあります。
この場合、事故現場で話し合いをした賠償金額では、治療費をまかなえないことが起こります。 一度賠償金に関する書類を作成してしまうと、後から追加の賠償金を請求することが原則できなくなるのです。
Q 6 交通事故の後、警察の事情聴取では何に気をつけたらいいのですか?
書類には納得した上で署名捺印してください。
事情聴取で作成される交通事故実況見分調書、供述調書は、刑事責任、過失割合などを決める重要な資料は、後から変更することは不可能に近いものです。署名捺印をするなら、十分理解して納得してからにしてください。納得した書類ができるまで、担当警察官の方と話し合いをしてください。 担当警察官の対応にご不満がある場合は、監察官室に御相談下さい。
Q 7 交通事故で頚椎捻挫(むち打ち)と診断されて病院に通院をしていますが、改善が思わしくありません。どうしたらいいのでしょうか?
頚椎捻挫(むち打ち)の症状は、現在でもよく分かっていない傷病です。
むち打ちは事故現場では大丈夫のような感じだけれど、翌日から数日後に発症することが多々あります。事故の衝撃で本当に靭帯が損傷していたり、骨に何かあれば、事故の瞬間から痛み等の症状が出るはずです。
たとえば、足首を捻挫して、その日は全然大丈夫だったけど、翌日から数日後に歩けなくなったという話は耳にしたことがありません。本当に捻挫しているのなら、受傷直後から歩けなくなるはずです。
つまり、捻挫という傷病名が付けられますが、広義の捻挫ではありますが、狭義の捻挫ではないのです。
症状が遅発性の特徴を持っているのは、筋肉が大いに関与しているからです。筋肉への治療は手技に有効性が認められております。また当院では、筋肉の治療に有効な最新電圧治療や最新超音波治療も行っております(交通事故自賠責の場合は負担金0円でご利用していただけます)。
ですから、現在通院されている病院では、なかなか治療が難しいとお考えであれば、他の病院や整骨院へ転院されることをお勧めします。 いわゆる頚椎捻挫に専門的に取り組んでいる病院や整骨院もあります。保険会社と相談のうえ、治療先を変更することもご検討下さい。
Q 8 交通事故の処理は加害者の保険会社がしてくれるので、任せておけば安心だと思っています。これでは、駄目なのですか?
交通事故の専門家に一度は御相談しましょう。
交通事故の処理は、保険会社の担当者の方の知識不足、お医者様の法律知識の不足などにより、適正な保険金が払われない場合、後遺症認定が不適正になされる場合があります。 交通事故の被害に遭われたかたは、交通事故の専門家に一度は相談されることをお勧めします。
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