当サイトをご覧くださってありがとうございます。
このページをご覧いただいているということは、お子様のことでお悩みでいらっしゃると思います。
そうして情報を集めようとネットで調べるのは、どうにかしてあげたいというお気持ちあってのことです。
さて、最近急増している「発達障害」という診断名は、何の「発達」が障害されていると思いますか?
精神科の先生が拠り所にする「診断マニュアル」というものがあります。
精神科の先生はみな、そのマニュアルに従って診断しています。
「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」が最も新しい世界の診断基準マニュアルです。
この中で発達障害の定義は Neurodevelopmental Disorder とされています。
この最初の言葉は複合語で、Neuroとdevelopmentalという二つの単語から成っています。
つまり、「神経」と「発達」です。
日本語では「神経発達障害」とは言いません。でも、英語では「神経発達」においての障害だと書かれています。
ここに大きな改善の余地があるのです。
神経の可塑性に着目して、アメリカでは発達障害を持つ子供たちをどんどん改善させている現状があります。
ですが、日本は先進国に見えて情報後進国です。
まだまだアメリカに比べれば、格段に遅れていると言わざるを得ません。
日本では、薬を飲むだけが治療であるとか、未だに「発達障害は治らない」という医療関係者が後を絶ちません。
ですが、広く世界に目を向ければ、そんなことは全くないのです。
特に発達障害の治療先進国であるアメリカの事情をみれば、悩んでいらっしゃる親御さんに希望の光が差し込むことだと思います。
ここからお書きすることは、アメリカで今分かってきている情報を元に皆様にご紹介します。
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健全に神経が育つ3つの条件
生れる前、胎児のころから神経の発育は始まっています。
健全に神経が発育する基礎的な条件が三つあります。
それは
⑴ 刺激
⑵ 下等脳から高機能脳へ
⑶ 順序
これらの条件通りに発育すれば、健全な脳となります。
さて、以下に簡潔にご説明いたします。
健全な神経の発育には適した刺激が必要
神経が機能を発揮するように発育するためには、刺激が必要です。
筋肉には適度な負荷という刺激があれば、筋肉は強く大きくなっていきます。
いわゆる、筋トレですね。
実は、神経も同じです。
それぞれの神経にそれぞれの刺激が加わると、神経は機能してくれます。
運動の神経には運動の刺激。
味覚の神経には味の刺激。
聴覚には音の刺激。
視覚には光の刺激。
平衡覚には動揺や加速などの刺激。
神経を発育させたり、正常な状態を保つのは刺激しかないのです。
たとえば、寝たきりのご老人の方を思い浮かべてください。
歩くという刺激だらけの行為ができないのです。
すると途端に神経機能の低下が起こります。
神経の発育は下から上へ、中心から外側へ
神経というと、どこにあるかご存じでしょうか?
答えは「全身」です。
頭蓋骨の中にある脳も神経です。
背骨の中にある脊髄も神経です。
坐骨神経痛、肋間神経痛、顔面神経麻痺などの障害名の神経も神経です。
今ここで重要なのは手先などの末端ではなく中枢です。
つまり、頭蓋骨内の話になります。
その中で、人間にも原始的な脳があります。
「脳幹(のうかん)」です。
脳の幹(みき)と書くだけあって、その中心をなしています。
脳幹は、大脳の下、小脳の前やや下に位置します。
この脳幹は思考や記憶はできません。
生命維持に必要な役割を担っているところです。
呼吸が無意識でできるのもこの脳幹のおかげです。
内臓が無意識で勝手に動いてくれるのもそうです。
これは下等動物にもあります。
ヒトは思考したり、感情をもったりする高等動物になりました。
でも、神経が発育するのは、この下等脳である脳幹から始まるのです。
さて、脳死というのはこの脳幹が機能していない状態です。
脳幹が機能しないと、人は自分で呼吸ができません。
それだけ脳幹は重要なのです。
そして、脳幹から徐々に高機能な脳へと発育していきます。
小脳が発育すれば、細かい動き、繊細な動きや運動の調整ができるようになります。
大脳が十分に発達すれば、思考することができます。
このように、生物の進化と同じように、脳内の神経も進化するのです。
神経の発育には順番が大切
神経が健全に発育するためには、順番が極めて重要です。
これはたとえを使って説明します。
算数や数学では、それまでの勉強が積み上がっているのが前提です。
たとえば、小学校での分数の計算ができないのに、中学の数学は理解できません。
やり残した勉強が、のちのちの学習に影響を与えるのです。
神経の発育もこれに似ています。
幼児の時期に与えられるべき、神経への刺激が少ないと、その神経は十分に育つことができません。
すると、それ以降の発育マイルストーンが遅れることになりやすいのです。
神経の処理は以下のように行われます。
⑴ 入力(刺激)
⑵ 処理(脳内)
⑶ 出力(行動)
この過程を経て、人は毎日脳内で処理を繰り返しているのです。
この脳内の「処理」を正常に行うには、発育が順序良く行われることが必要になるのです。
たとえば、幼稚園でお歌をうたうことがあります。
その時、保育士さんが「みんな一緒に歌いましょう」というのですが、発達障害を抱えた子は1人だけ好きなように動いています。
これは同じ刺激(みんな一緒に歌いましょうという掛け声)が加わっているのに、発達障害の子は出力が異なるのです。
これは脳内での処理が他の子と違うからです。
神経の未発達が原因で神経発達症(発達障害)は起こります。
発達が未熟だから生じるとされています。
神経は「情報の入力」「情報の処理」「処理した情報に基づく出力」で行動へとつながります。
このそれぞれのどこかで未発達があると、最後の出力、つまり動きや姿勢、感情の表出などが通常と異なってきます。
そうなると、未発達のところを発達させてあげることが重要になります。
まずは未発達の部位を探します。
神経の未発達部位を特定する
神経は下から上へと発達していきます。
上述のように、下とは脳幹を表します。
脳幹から出る神経は脳神経と呼ばれます。12対あります。
それに重要な神経核やさまざまな働きをする神経が存在します。
まずは原始反射です。※詳しくはこのページの下方でご説明しています。
ほとんどの原始反射は脳幹で行われています。
その原始反射の状態を見るのです。本当は統合されて反射はでなくなっているのですが、これが残っていると神経発育がうまくいってないかもしれないと考えるのです。
そしてその統合を行います。
次は脳神経です。
基本感覚、たとえば視覚、聴覚などを検査していきます。
脳幹にはこの脳神経の中枢である「神経核」が存在しています。
さらに内臓の神経核も存在しています。
それだけ生命維持には大切なものがつまっているのが脳幹なのです。
次は小脳です。
昔、小脳はその小ささのために、脳が退化した部分だと思われていました。
でも、実際はとんでもない!
小脳は極めて重要な働きをしているのです。
求心性の情報はすべて小脳に集まりますから。
さて、運動調節をしているのは良く知られている働きですが、それ以外にも感情やコミュニケーションにも関与していることが最近分かってきています。
この極めて重要な小脳の評価をしていきます。
そしてそれ以降も大脳半球、大脳基底核など、アセスメントする脳部位はたくさんあります。
そして、どの部位に未発達が生じているのか、どの部位を接続させなければいけないのか、を特定するのです。
このアセスメントが最重要です。
アセスメントが正確であると、あとはエクササイズをするだけですから。
神経の未発達部位を刺激する
神経の未発達部位が特定できれば、次に行うのは未発達部位への刺激です。
刺激の方法はさまざまです。
さすったり、ゆらしたり、エクササイズしたり、時にはゲームをしたり。
子供が嫌がることはやってくれませんから、興味を持たせたり、興味を持つことを積極的に行います。
要は、未発達部位へ刺激が入ればいいのです。
神経は「刺激、酸素、栄養」があれば健全な状態でいられます。
ここの「刺激」を積極的に入れていくのです。
未発達部位の特定は左右差に関しても特定します。
このように、特定した部位に適刺激を入れることで、神経の発達を促すのです。
身体にとって毒になるものを排除する
ここは栄養療法と勘違いされやすいところです。
「この栄養素は大切ですよ」
「こんな食品を積極的に摂りましょう」
こういったアドバイスになりがちです。
サプリメントも有効ですが、、、。ちょっと待って!
それよりも効果的なことがあります。
それは「毒になるものを摂らない」ということです。
栄養療法とは異なり、身体の毒となる食物毒や植物毒、金属などの実際の毒となるものを排除します。
食べ物では「小麦」がダントツトップです。
小麦って単なる炭水化物なんじゃないの?
そう思いますか?
今の小麦は品種改良に改良を重ねて、もう昔の害のない小麦ではなくなっているのです。
ひょっとしたら人体は「食べ物ではない」と認識しているのでは?という研究もあるくらいです。
今、小麦毒の研究論文が続々と出てきています。
日本の小学校でいまだにパンを食べさせているのは、文部科学省が小学生をダメにしているようなものです。国が国力を落としているようなものです。
また、甘いジュースやお菓子、菓子パンもダメです。これは大手企業が作る製品が子供をダメにしています。
特にスーパーやコンビニで買えるようなパンは「添加物」という名の毒のかたまりです。
そして、菓子パンって言いますよね。でも、パン菓子だと思ってください。甘いお菓子です。砂糖山盛りです。
子供の最悪な朝食は、スポーツドリンクなどの甘い飲料と菓子パンです。このようなものを食べて学校へいっても、勉強など頭に入りません。身体は血糖値の乱高下で苦しんでいます。
さらに、害は血糖値だけではありません。でも、ここでは詳細はおいておきます。
ですから、一日のはじめに、毒を盛って「いってらっしゃい」と言っているようなものです。
もちろん、水銀やカドミウム、ヒ素、鉛、アルミのような重金属も害です。
危険な地域で取れた海産物、古い水道管を通ってきた水、調理器具、アルミホイルなど、極めて有害な毒は身の回りに存在しています。
これらを避けていかなければいけません、
さらに、電磁波や遺伝子組み換え食品など、挙げたらキリがありませんね。
よく栄養指導って言いますが、栄養ある食事をしたところで、これらの毒を摂取していると、何もなりません。健康になるための足を引っ張るものを摂取しなければ、子供は勝手に健康になるのです。
「何を食べないか」
これが最重要課題となるのです。
原始反射とは
原始反射という言葉を耳にしたことはありますか?
出産されたお母さんでしたら、耳にしたことはあるかもしれません。
また、ビックリ反射とかモロー反射というと、覚えていらっしゃるママさんも多いかもしれません。
「反射」という意味
まず、身体の「反射」というのは、考えないで勝手に動くことを言います。
私たちは意識で「このコップを持とう」など、意図して動くことができます。これは大脳という人間に発達している、脳の中でも比較的外側にある部分を使っています。
ところが、反射は大脳などを介さず、もっと中のほうの脳を使って意識しなくても勝手に動きます。
勝手に動くとはいえ、動くにはそれに対する刺激を与えることが必要です。
膝のすぐ下を何かで「こつん!」と叩けば、脚が動きますね。これも反射です。これは考えることなく、叩く刺激を与えると、膝が伸びるという動きを行うのです。
「原始」という意味
次に、原始という意味について。
ここでいう「原始」というのは、生まれ持った、くらいの意味です。そして、赤ちゃんが成長するにつれて、なくなるというくらいに思っておいてください。
つまり、「原始反射」とは「赤ちゃんが生まれもった反射」という意味です。
赤ちゃんは胎内にいる時も、生まれる時に産道を通る時も、そして生れてからも、考えることなく動くのです。
まだ大脳が十分に発達していないので、それでも動ける仕組みが「原始反射」なのです。
「原始反射」は出なくなるのが当たり前
さらにこの原始反射はいくつも種類があります。
大きな音を聞いたとき、ビクッ!となり両手を広げるもの(モロー反射)。
背中をさするとくねくねと動くもの(ギャラント反射)。
足の裏をこすると足の指がひらくもの(バビンスキー反射)。
これらは一例で、他にもたくさんあります。
でも、これらは生後数か月、長くても2年~3年のうちに出なくなるのです。
それは脳が成長してきて、不必要な反射は出ないように、成長してきた高度な脳が反射を抑え込むためです。
この抑え込みを「統合」と言います。
原始反射が行われている脳の部位――「脳幹」
この原始反射は脳の中の「脳幹」と呼ばれるところで行われています。
下の絵を見て下さい。
脳幹は大脳と小脳の下に位置しています。
脳幹は生きるのに必要な働きをしています。言い換えれば、下等動物にも同様に存在する部位です。
原始反射はこの脳幹で行われています。つまり、早い段階で出来上がる脳の部位だとも言えます。
ゆえに、原始反射は生後2~3年で統合されて、反射は出なくなるのです。
脳は下から上に発達していく
脳の発育は下から上に、機能的には生命に関わるものから、高度な計算をしたりする人間的な脳へと成長していきます。
原始反射は下のほうにある脳幹で行われています。
そして、上位の脳が成長するにつれて、原始反射は統合されていきます。
統合というと分かりにくいのですが、上位の脳が反射が出ないように抑え込むと考えていただければいいと思います。
原始反射が出なくなっているということは、上位脳が正常に発育しているとも言えるのです。
さて、この原始反射、ちゃんとした順序で統合されないと後々になって問題が起こります。
原始反射がどうなると何が問題か?
この原始反射、赤ちゃんが胎児のときから生きていく、そして健全な神経の発育に必要な働きを持っています。
ただし、この原始反射が問題のサインになっていることがあるのです。
原始反射は統合されずに残ることがある
原始反射は統合されるのが普通です。
統合されるとある特定の刺激に対して、無意識で身体が動くなんてことは起こりません。
ところが、原始反射が残存することがあるのです。
この残存していることが、上位脳の働きに影響を与えることがあります。
たとえば、以下のようなことが原因となり、原始反射の残存が起こることがあります。
妊娠中の母親や赤ちゃんのストレス
出産時のトラウマ、逆子出産、帝王切開、吸引分娩
子宮内での運動の欠如(例:羊水量の減少)
健全な脳の発育に必要な動きを制限するチャイルドシート、ベビーカー、ジャンパー、歩行器に乗せている時間が長い
病気、トラウマ、ケガ、慢性ストレス
その他の発育遅延
原始反射が残存すると何が起こるのか?
原始反射が残存することで、視機能や学習に影響を及ぼします。
ここでの「視機能」とは遠近が良く見える見えないに関する「視力」ではなく、もっと広い意味での見る機能です。
成長のマイルストーン通りに原始反射が統合されないと、もう一度統合されていない原始反射の発達段階に戻ることが重要になります。
そしてその成長段階で行うべき動きがあります。その動きをすると、神経基盤を作り、新しい神経の経路を作るのに役立つのです。
たとえば、ジャンパーや歩行器に早くから乗せてしまった場合、赤ちゃんははいはいの動きを十分しないで、成長します。
はいはいの動きも、誰に教えられた訳ではなく赤ちゃんは上手にはいはいしませんか?
これなどは動きの反射を使って、ある意味本能で動いているのです。
この特定の動きを含む原始反射の統合プログラムを行えば、また脳、つまり原始反射をコントロールする中枢を再教育できるのです。
就学年になると、新たな学習するためのスキルが必要となります。
しっかり機能する視覚です。
教室での学習の80%以上は、視覚の神経経路を通じて行われます。
よく視力検査で左右が1.0/1.0と言われることがあります。この「視力」は視機能のほんの一部にすぎません。
脳が目を通して入ってくる情報をどのように解釈するか、つまり視覚情報処理は極めて複雑な視覚システムの結果です。
目標物を目で追ったり、左右の目の動きを強調させたり、焦点を合わせるのはすべてこの複雑な視覚システムの一部なのです。
代表的な原始反射
あなたはいくつ原始反射をご存じですか?
原始反射は胎児の頃から獲得して、生まれた時にはおよそ30程の反射を保有しています。
哺乳反射は、赤ちゃんの口の周りに何か当たると、それを探したり、口に物が入ると吸ったりする反射は、赤ちゃんがミルクを飲むために生まれ持った反射です。
こういった反射で、特にのちに発育で重要な意味があるものを取り上げてご紹介します。
モロー反射とは
モロー反射とは、赤ちゃんを上向きに抱っこして、体幹と頭部をしっかり支えます。そして少し頭部を上げてから、急に上げていた頭を下すと誘発されます。
赤ちゃんは「驚いたような感じで両手を広げます。そして何かにしがみつくように両腕を胸の前に持ってくる」動作をします。
大きな音をたてたりしても、赤ちゃんはモロー反射の反応を示すことがあります。また、急に抱っこから降ろされようとしたら、出現します。
モロー反射は生後4~6か月で自然に統合され、見られなくなります。
モロー反射の残存による影響
ちょっとしたことでビクッとなる
変化やサプライズに弱い
乗り物酔いしやすい
バランスが悪い
太陽をまぶしがる(光過敏)
大きい音を嫌がる、物音にびっくりする(聴覚過敏)
よく風邪や中耳炎、副鼻腔炎などにかかる(免疫が低下しやすい)
アレルギー体質である
すぐ疲れる
白い紙に書かれたものを読むのが苦手
気分や感情が不安定である
自信がない、自尊心が低い
筋肉がいつも張っている、高い筋緊張
蛍光灯の下ではすぐ疲れる
薬を飲んでも副作用が起こりやすい
音の聞き分けが苦手
似ている文字をよく間違える
落ち着きがない
引っ込み思案である
ストレス状態のことがよくある
緊張性迷路反射(TLR)とは
頭の位置により、身体の屈曲する筋肉や伸展する筋肉が収縮されます。
頭を下に向けると腕や足が曲がり、身体が丸くような姿勢となります。また、頭を上に挙げると今度は逆に腕や足を伸ばしてスーパーマンが空を飛ぶような姿勢になる反射です。
この緊張性迷路反射は生後4~6か月で自然に統合され、見られなくなります。
緊張性迷路反射の残存による影響
姿勢が悪い、猫背
机で下を向いている時に姿勢が崩れやすい
バランスが悪く、よく転ぶ
筋肉が低緊張
動きがぎこちない
つま先で歩くクセがある
スポーツや体育、走ることが苦手
乗り物酔いをしやすい
空間認識が苦手なため立体物の奥行が分からない
よく聞き間違いをする
高いところを怖がる
球技が苦手
水泳が苦手(特にクロールや平泳ぎ)
下りの階段、下りのエスカレーターが苦手
板書をノートに書き写すのが苦手
鉄棒の逆上がりが苦手
発語に問題がある
時間に対する感覚が乏しい
非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは
赤ちゃんが顔を左や右へ向けた時、向けた側の手足は伸び、反対側の手足は曲がるという反射です。
この反射は生後2週~6か月で見られ、自然に統合されます。
非対称性緊張性頸反射の残存による影響
遠くから手元に視線を向けるのが苦手
歩いたり、マーチング、スキップなどで同じ側の手足が出てしまう
利き手や利き足などがバラバラ、または変わったりする
字を書くのが苦手、またマス目からはみ出す
身体の真ん中を越えて反対側に手足を動かすのが苦手(テニス、卓球、バドミントンなど)
球をキャッチするのが下手
ノートを斜めにして書く
読み書きが困難である
言葉で何かを説明することが苦手
自転車に乗るのが下手
考えを紙に書いて説明することができない
目でゆっくりと字を追うことが苦手(読書で同じ行を読んだり、飛ばしたりする)
ADDやADHDの特性を持つ
対称性緊張性頸反射(STNR)とは
この反射は赤ちゃんがハイハイをするときに必要な動きをつくる反射です。
あごを突き出して上を向くと、上肢が伸びて下肢が曲がります。
逆に、あごを引いて下を向くと、上肢が曲がって、下肢が伸びます。
この反射は十分にハイハイをしたら、自然に統合されて消失しますが、ハイハイを十分にせずに立ち上がってしまったり、歩行器をよく使用していたりすると、この反射が統合されずに残存しやすいのです。
対称性緊張性頸反射の残存による影響
姿勢が悪い
机やテーブルに座っている時、ダラ~っとした姿勢になりやすい(肘をつくなど)
猿のように歩く
目で物を追う、例えばボールをキャッチするのが苦手
水泳が苦手
机で座っている時、足を前に伸ばす
車のシートに座っている時、前のシートを蹴る
椅子の脚に自分の脚をからめる
板書を写すのが苦手
書き損じが多い、行を間違えて読む
なわとびが苦手
学習に問題がある
食事のとき、食べ散らかしがある
手と目の協調が取りずらい
床に座る時、とんび座りをよくする
算数が苦手
バランス感覚が鈍い
奥行を認知するのが苦手
ADDやADHDの特性を持っている
脊椎ガラント反射とは
脊椎、特に腰椎の横を縦にゆびでなぞると、その場所の筋肉が収縮する反射です。
収縮すると、収縮側の肩と骨盤が近寄るような動きになります。
ヒュッとなぞると、ピクッと動きます。
この反射は赤ちゃんが産道を通る時、くねくねしながら外界へと出ていくのに必要な反射だと言われています。
この反射はちょっと脇を触っただけでも、すごくくすぐったがる子供は残存している可能性があります。
何かが背中に当たると勝手に動くため、落ち着きがないとか言われることもあります。また、片方だけに残存している場合、背骨が片方だけによく曲がるので、脊柱側弯と関連しているとも言われます。
脊椎ガラント反射の残存による影響
おねしょ
特に椅子に座っている時、落ち着きがない
腰周りを締めつける服を嫌がる
背中をさすられるのを嫌がる
短期記憶が落ちる
くすぐったがり
歩く時、骨盤あたりがくねくねする
集中力がない
仰向けに寝たがらない
車のシートベルトを嫌がる
服のタグをやたら気にする
一部の服を嫌がる(繊維のため)
ADHDの特性を持つ
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