骨盤内臓器が大いに変化する妊娠中は、尿もれが起こりやすいものです。また、産後もその尿もれが残る、あるいは新たに尿もれが発生して、すぐに治ると言われていたのになかなか治らなくてお悩みの方もいらっしゃいます。
- よくある症状
- 咳、くしゃみ、笑うなどの動作で尿がもれてしまうということはよくあります。あと、水を見たり、音を聞いたりしたら尿意をもよおすという場合もあります。このようになると、いつもれるか不安になり、どこへ行くにでもトイレを先にすませたり、出先ではトイレの場所を確認したりすることが習慣になってしまいます。
- 原因①
- 尿もれの原因は骨盤底筋群の弱化、伸長です。骨盤の底に当たる骨盤底筋群が出産で引き伸ばされ、収縮力が弱くなったため、尿道を通る尿をせき止めることができなくなるのです。
- 原因②
- 次に骨盤臓器脱です。お腹の赤ちゃんが出た後は、腹部の臓器が骨盤内に落ち込んでくることがあります。これは臓器間の位置を決めていた筋や靭帯がゆるくなってしまった結果です。この落ち込んできた臓器の圧力により、膀胱が圧迫されてしまうのです。
- 原因③
- 最後は腹直筋離開です。離開があると、腹圧を上げようとしても逃げてしまいます。骨盤底筋群がしっかり動いていたとしても、腹圧が上がらなければ、尿道を止める筋の圧迫が保てないのです。
- Kegelってご存知?
- アメリカの産科医であるアーノルド・ケーゲル先生が、この尿もれで悩んでいる女性をたくさん目の当りにして、考案されたのがケーゲル体操です。この体操で骨盤底筋群の使い方を再認識し、泌尿器系、特に排尿に関わる膀胱、尿道の正常化を図ります。当院ではケーゲル先生が考案した膀胱正常化のプログラムを取り入れております。
- 自分で治すという気持ちを!
- みなさんが手に入れたい姿勢や健康なお身体は一時的なものではないはずです。1年、3年、5年、10年後もちゃんとした姿勢、健康な体を維持したいとお考えのはずです。そのためには、永遠に治療院や整骨院等の医療機関に通うのではなく、ご自身で知識を身につけて、日頃から意識して姿勢を取ることが一番の健康維持になるのです。
ですので、当院では他の治療院や整骨院などがやっていない、産後ケアセッションという機会を通じて、皆様に本当に健康な、美しい体になる方法をご提供している訳です。
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