【代表が思う今】検査結果は異常なし! 異常なしと言われる理由 ~ここが変だよ日本の医療~
このコラムは不定期に心に移り行くことを、当てもなくダラダラと綴ったものです。
どんな施術者か? どんな人間か?
私たちの仕事は、みなさまの大切なお体に触れる仕事です。
他人の体に触れる仕事なんて、普通はあまりありませんよね。
ですから、治療技術や治療法うんぬん以前に、どんな人間が自分の体を触れて治療するのか、という疑問に少しでもお答えし、不安をなくしてからいらっしゃることができるよう、このようなコラムを書いています。
どうかご参考にしてください。
検査結果は異常なし、、、そう告げられる患者さんたち
当院には「整形外科でレントゲン、MRIを撮ったんですけど、そんなに悪くないと言われました」と言って、辛い症状を抱えてご相談に来られる方々がたくさんいらっしゃいます。
また、不調を訴えて来られる患者さんでも「血液検査では異常なし」と言われましたと多くの方がおっしゃいます。
検査して異常がないのに「辛い症状」を抱えているので、ご相談に来られるのです。
なんでこんなことになるのでしょうか?
それにはからくりがあるのです。
整形外科分野では・・・
整形外科学は「形体の異常が症状につながる」という土台の上に成り立っています。
ですから、レントゲンやCT、MRIを撮影して、とにかく形体の異常(悪者)探しをする訳です。
ですから、患者さんがいくら辛い症状で悩まされていたとしても、形体に異常がなければ「異常なし!」となるのです。
なんで~!?
そうお思いかもしれません。
もちろんそうです。不快症状は形体の異常からだけでは起きないのです。
ですから、異常なしと言われて「鎮痛薬、シップ」だけを処方されて帰る患者さんの心は全く納得していないのです。
血液検査で異常がないのに・・・
内科では、血液検査を行います。
血液の成分はさまざまな検査項目があるので、いろんな情報が得られます。
ところが、すごく症状があるのに「血液検査ではそれほどでもない」という方が結構いらっしゃるのです。
そんな方々からご相談をお受けしています。
これにもからくりがあるのです。
それは、血液検査の基準値です。
血液検査の基準値の作り方に問題あり?!
さて、みなさん、血液検査の上限と下限がありますよね。
その間に入っていれば、「問題なし」と言われることがほとんどです。
ですが、その基準値、どうやって作られているかご存じでしょうか?
それは過去1年間、血液検査会社に届いたすべての血液検査の結果を標準偏差という形で割り出します。
これです。
これは標準偏差というものです。受験の時に「偏差値」というものがありました。この中でどの位置にいるのか、ということです。
血液検査でいうと、極端に高い数値の人も少なく、極端に低い数値の人も少ないのです。
それが中央が一番高い山にすると、極端に高い人は右端になり、極端に低い数値の人は左端に位置するのです。
そして、上に95%と書いてあります。
つまり、高い人2.5%と低い人2.5%を切り捨てて、その間にいる95%の人々が正常というのです。
これです。
どうでしょう?
下限近く、あるいは上限近くにいても正常と言えるのでしょうか?
というのも、血液検査を受ける母集団は「異常」な人だらけです。
そんな異常な人だらけの標準偏差など、当てになりますか?
でも、この血液検査は、簡易診療にするために、あえて上限と下限をつけて、てきぱきと診断、診察して次々患者さんを回すにはもってこいのシステムになったのです。
ですから、基準値内でも異常だらけの人が続出しているのです。
私たちはこのような医療システムの中に生きています。
ですから、基準値を逸脱するというのは、そもそも2.5%に入る異常です。
手遅れになりたくありませんよね?
薬なしで、手術なしで、健康な身体を維持したいと思わない人は1人もいないでしょう。
それは血液検査に出ない未病を捉えて、それに対して薬以外の取り組みを行うことです。
そんなお手伝いを当院は行っています。
病院では原因不明、また薬を延々飲んでいるのに良くならないといった症状をお持ちの方は、下記メールフォームから一度ご相談ください。
メールでのご相談
ご自身の症状について疑問があればメールを使ってご質問ください。メールでは、どんなセルフケアをしたほうがいいか、書籍名など具体的な内容には答えられませんので、ご了承ください。
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