【産後ケア】「生まれ」か「育ち」か? 恐ろしい実験 ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨・鍼灸~
神戸市北区で、ホンモノの産後ケアを提供しているもみの木整骨院です。骨盤矯正やインナートレーニングでは解決しない、ホンモノのケアをご提供しています。
さて、産後のお母さんに知っておいて欲しいことがあります。
それは「抱っこ」の重要性です。
抱っこのしかたとか、そんなテクニックのような話ではありません。
赤ちゃんとのふれあいが、のちのち赤ちゃんの脳に多大なる影響を及ぼすという面で、お話します。
「家柄」「血筋」神話の崩壊
「生まれ」か「育ち」か、どちらが重要か?
そんなこと考えたことありませんよね、現代社会では。でも、200年ほどさかのぼると、武家の子は武士とか、農家の子は農民とか、天皇家の血筋とか、、、。
どの血筋や生まれでも、人間の構造は同じなのに、そうやって自分たちの立場を守ろうとする為政者がたくさんいたんです、昔は。
で、「血筋」が大切!という人たちを覆す実験が、二十世紀前半のウィーンで行われたのです。
その結果、遺伝子に与える影響は生まれより、環境が大きいということになったのです。
つまり、、、
「家柄」や「血筋」神話は崩壊したのです。
赤ちゃんを使った実験
恵まれない環境の赤ちゃん群を、二つのグループに分けたのです。
一つのグループは、当時では申し分のない環境と考えられていた孤児院でした。
もう一つのグループは、母親が刑務所にいて、子供は隣接する孤児施設で育てられていたのでした。
二つの施設は似通っていて、衛生面、飲食物、衣服、医療は適切でした。
ただ、大きな差を実験で作りました。
それは一つめのグループの赤ちゃんには、あやしたり刺激したりする機会を与えなかったのです。
一つめのグループ
一つめの孤児院にいる赤ちゃんはごくわずかな刺激しか与えられませんでした。
授乳やおむつの取り替えのわずかな時間を除くと、赤ちゃんはいつも独りで寝かされて、ベッドの両側は感染予防のために布を垂らして仕切ってあったのです。
見るものも、触って遊ぶものもない。
泣いてもほったらかし。
人と触れ合って愛情を与えられる機会がほぼなかったのでした。
二つめのグループ
刑務所に隣接する孤児施設で管理されていた赤ちゃんのグループは、基本的にお母さんに世話をされていました。
刑務所にいる母親が直接授乳しました。
限られた時間ではありましたが、母親にあやされ、愛情を注がれて、世話されていました。
母親と接する時間には制限はありましたが、普通の家庭の子のように二つのめのグループの赤ちゃんは育児を受けていたのです。
愛情を注がない、刺激を受けない代償
赤ちゃんに愛情を注がなかったり、刺激を与えずにほったらかしにするとどうなるのでしょうか。
一つめのグループの赤ちゃんは、ほとんどが2歳までに死にました。
どうにかこうにか生き延びた赤ちゃんはいましたが、それでも通常の発育マイルストーンには大きな遅延が生じていました。
感染症にもかかりやすく、知的・感情的にも大きな障害を抱えていました。
一つめのグループの赤ちゃんの多くは三歳になっても歩いたり話したりできず、二つめのグループの元気いっぱいの赤ちゃんとは対照的でした。
さらに、内に閉じこもって感情をほとんど示さなかったのです。
愛情いっぱいに育てよう
上の実験から分かる通り、赤ちゃんの遺伝子がどうであれ、脳には経験による可塑性が大きいと分かります。
生れか育ちか。
19世紀まで大きく影響していた「家柄」や「血筋」の考え方が間違っていたと示唆する実験でした。
さて、赤ちゃんに愛情を与えるとしっかり育ってくれます。このこともこの実験から分かりました。
ではなぜ愛情を与えなければ、死んでしまうのでしょうか?
これはまだはっきりとしたメカニズムは分かっていません。が、この理論づけをする新しい学説がどんどん出てきています。
こういったことを知って育児に当たるのか、知らずにあたるのかでも、赤ちゃんとのやり取りに差が出ます。
ですから、赤ちゃんが泣いたら、忙しくても一旦手を止めて、愛情いっぱいの笑顔で抱っこしてあげてください!
当院は骨盤矯正やインナートレーニングのようなものだけではなく、もっと東洋医学的にアプローチしたり、上のような赤ちゃんへのケアに関するアドバイスも多数ご用意しております。
✓ いやいや期が起こる時、脳の中で何が生じている?
✓ 発達のマイルストーンに遅れが生じているのに、検診で軽く「大丈夫!」と言われたけど、何かできることはないの?
など、普通では分からないことについても、解決策をご提案しています。
表面的なケアではない、ホンモノのケアをご提供しているもみの木整骨院にぜひご相談ください!
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