【改善症例】左膝の痛みで動けなくて外出不可能だったのが、今は散歩もできるように!

左下肢痛で外出不能に、、、今では散歩も可能!

 難治症例です。

 1年9カ月、整形外科にかかっていたにも関わらず、どんどん悪化して、座ったままの生活になっていらっしゃいました。

 これは負の連鎖としかいいようがありません。

 「加齢だ」という心ない言葉から、希望を失い、しかもリハビリでは治せなかったから、症状がドロ沼にはまっていったのです。

 このような症例にはどう考えて、どう向き合うのか?

 その辺を解説しています。

 さらに、インプレッションをいただいたので、掲載します。


「骨は異常ありません、加齢です」←よくある間違い

 ほんと、よくあることです。

 整形外科でレントゲンを撮って「骨に異常はありません」と言われます。

 ここから高齢なら「加齢です」、若ければ「筋肉か何かでしょう」です。

 まず、「加齢だからどうなっているの?」ということが分かっていれば、対処はあるはずです。

 「加齢だから痛くなる」って、おかしいでしょ?

 次に、「筋肉か何かでしょう」って、、、だから何?

 その後、どうするの? シップ?

 あまりにずさんな診察の医師が多いのは気のせいでしょうか。


膝から始まった負の連鎖

 今回の方は「左下肢」が痛くなって整形外科を受診されました。

 X線での異常はなく、例のごとく加齢のせいにされていました。

 AKAをするリハビリには通っていらしたようなのですが、良くなるどころか悪化していって、痛みで下肢が伸展したままになり、とうとう床に坐って外出することもままならなくなってしまったのです。

 そして1年9カ月が経ちました。

 その当時、どういう状態だったのでしょうか。

 一日中、ずっと床に坐ったまま、左下肢を動かさないようにしていると、そのせいで左殿部、背中、肩へと痛みが波及していくのです。

 なぜこのようなことが起こるのか、お分かりでしょうか?


人は動かなくなると痛みやしびれが出てくる

 運動は大切だと言われます。

 なぜ?

 心肺機能が上がるから?

 なぜ運動すれば心肺機能が上がるのでしょうか?

 心臓や肺を使うからでしょ!と言われそうですね。

 まさしくその通りです。

 エネルギーが必要なことをすると、エネルギー産生を増やそうとします。エネルギー産生が増えるということはどういうことかというと、エネルギーの工場であるミトコンドリアが増えるということです。

 このミトコンドリアがATPというエネルギーを作ります。

 そもそも、過敏、つまり痛みやしびれが感じやすくなっているということは、神経の閾値が下がってしまい、少しの刺激でも特定の神経刺激が感じやすくなるということです。

 その閾値を上げておく(適正な刺激レベルで反応する)のには、細胞内のNa-Kのバランスが取れていることが大切です。

 細胞内のNa濃度が上がり過ぎると、神経は過敏になります。ですから、Naを細胞外へ汲みださないといけません。

 これを高校の生物で習いませんか? ナトリウムポンプやカリウムポンプですよ。

 この両ポンプが上手く機能することで、過敏にならないようにしているのです。

 さて、このポンプを回すのにはATPというエネルギーが必要です。

 このエネルギーはミトコンドリアで作ります。

 動かない生活が続くと、ミトコンドリアが減っていきます。

 コロナ後遺症がひどい人は、ミトコンドリアがウイルス感染で変性してしまっているのです。

 つまり、エネルギー不足でいろんな症状が出てくるのです。


まずは動けるようにすること! そして動いてもらうこと!

 私たち施術家は何ができるでしょうか?

 とりあえず動けるようにすることです。

 この方の足首、膝、股関節はどこも可動域制限はありませんでした。

 触診しても拘縮などは一切ない。

 ただ、筋の収縮弛緩を他動的にでも素早く行うと痛みが発生しました。

 施術はただこの障害を取り除いたのです。

 そして、痛みがマシな日で、できそうに感じたら食事を作ってもらうようにしました。

 さらに、気分が良ければ散歩に出かけてもらうようにしました。

 動くことが必要なのです。

 そして少しずつ筋内や神経のミトコンドリア再生が行われてきました。

 すると・・・


もうこのまま歩けなくなるのではないか、、、という不安があったのに、今や散歩も出来る様になりました!

膝や足首、殿部、背中、肩の痛みがなくなった!①

膝や足首、殿部、背中、肩の痛みがなくなった!②

女性 69歳

・左足首、左膝、左足つけ根、左殿部、左腰、左背中、左肩への痛み

【1枚目】
2021年1月左下肢を痛め、整形外科に月1~2回通院していました。X線の結果も特に異常なく加齢によるものと診断されていました。1年9カ月経過しても、正座は出来なくなり、左下肢は伸展したままで床に坐っての生活が続き、身体が歪んでいました。買物に行けず食事も作れず日常生活に支障をきたす様になりました。
毎日夕方になると左下肢~殿部~背中~肩へと痛みが出現し広がり、とても辛い日が続きました。
このままでは歩けなくなるかもと不安が大きくなり、2023年9月にもみの木を受診しました。

【2枚目】
初めての日は時間をかけて診察し話を聞いていただきました。大丈夫ですよ、一緒に頑張りましょうと言われ暗く落ち込んでいた気持ちや不安が和らぎました。日常生活の指導、自宅での訓練、沢山の宿題を続けていると少しずつ楽になりました。上手に褒めてもらう事もあり頑張ることが出来ました。
気持ちも明るくなり、毎日夕方に出現していた痛みも消失しました。今では短時間の正坐、30分程の散歩、食事を作ったり、片付けたり出来る様になり、車の運転をして通院しています。優しい叱咤激励もあり、とても親切に接していただき感謝ばかりです。有難うございます。これからも宜しくお願いいたします。

※ご感想はあくまで個人的なもので、全ての方に同じような効果を保証するものではありません。


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