第10回|食事を減らしているのに痩せない ― 低栄養型という盲点 ~神戸市北区の機能性医学で健康にダイエット~

第10回 食事を減らしているのに痩せない ― 低栄養型という盲点

第10回|食事を減らしているのに痩せない ― 低栄養型という盲点

「カロリーはかなり抑えています。」

「脂質も糖質も控えています。」

それでも体重が落ちない。

むしろ、以前より落ちにくくなっている。

神戸市北区・三田市から来院される方の中に少なくないのが、この“低栄養型”です。

今回も軸は変わりません。

健康になれば、勝手に痩せる。

そして健康の土台は、「足りないものを満たすこと」です。


痩せるには“燃やす材料”が必要

脂肪は勝手に燃えるわけではありません。

燃焼には酵素が必要です。

酵素はタンパク質でできています。

その働きを助けるのが、ビタミンやミネラルです。

つまり、タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足すれば、脂肪燃焼効率は落ちます。

いくら摂取カロリーを減らしても、燃焼システムが弱ければ意味がありません。


タンパク質不足と代謝

Wycherleyら(Am J Clin Nutr, 2012)は、高タンパク食が体脂肪減少と除脂肪体重維持に有利である可能性を報告しました。

タンパク質不足は筋肉量低下につながります。

筋肉は基礎代謝の主要な構成要素です。

筋肉が減れば、消費エネルギーは低下します。

「食べていないのに痩せない」背景に、筋肉減少が潜んでいることは珍しくありません。


ビタミン・ミネラルとエネルギー産生

ミトコンドリアでのATP産生には、鉄、マグネシウム、ビタミンB群などが関与します。

Bourre(Nutr Health, 2006)は、微量栄養素不足がエネルギー代謝に影響する可能性を示しています。

鉄不足は酸素運搬能力を低下させ、エネルギー産生効率を落とします。

フェリチンが基準値内でも、最適範囲に達していないケースは少なくありません。

疲れやすさと痩せにくさが同時にある場合、低栄養が疑われます。


極端なダイエットが招く悪循環

糖質を減らす。

脂質も減らす。

総カロリーも減らす。

短期的に体重は落ちるかもしれません。

しかし栄養不足が続けば、身体は防御モードに入ります。

基礎代謝を下げ、エネルギー消費を抑えます。

これが“省エネ体質”です。

結果として、さらに痩せにくくなります。

方法が悪いのではありません。

土台が削られているのです。

こんなサインはありませんか

・爪が割れやすい

・抜け毛が増えた

・疲れが抜けない

・朝がつらい

・冷えやすい

・筋肉が落ちてきた

これらが重なる場合、低栄養型の可能性があります。


健康が整うと何が起こるか

タンパク質が十分に摂取され、鉄やビタミンが満たされる。

睡眠が整い、炎症が落ち着く。

するとエネルギー産生が回復します。

活動量が自然に増え、脂肪が動き始めます。

これは無理な制限の結果ではありません。

身体が本来の燃焼力を取り戻した結果です。


当院の視点

当院では体重だけを見ません。

食事内容、血液データ、フェリチン、タンパク質摂取量、疲労度を総合的に評価します。

AFMC取得院長が、どの栄養がボトルネックになっているかを特定します。

神戸市北区・三田市から来院される方の中にも、「食べる量を増やしたのに痩せた」ケースがあります。


結論

痩せるために削る。

それが常識かもしれません。

しかし不足している状態では、脂肪は燃えません。

努力不足ではありません。

材料不足です。

健康になれば、勝手に痩せる。

次回は、貧血と痩せにくさの関係について解説します。



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