【産後骨盤矯正・産後ケア】産後の骨盤底筋をケアしないなんて、、、 ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨・鍼灸~

骨盤底筋をケアしないなんて、、、

科学的産後ケア:エビデンスに基づくケアをすべての女性に

当院が提供する産後ケアは、単なる骨盤矯正にとどまりません。

私たちは、欧米で主流の「セッションを通じた教育とパーソナルトレーニング」を核としつつ、東洋医学と機能性医学を融合させた、独自の包括的アプローチを提供しています。

これは、産後のママさんが現在の不調を改善するだけでなく、その先の人生をより健康で豊かに送るための「未来予測」に基づいたケアです。

今回ご紹介の論文「Impact of postpartum exercise on pelvic floor disorders and diastasis recti abdominis: a systematic review and meta-analysis」は、2025年にBritish Journal of Sports Medicine に掲載された非常に重要な研究です。

この論文は、産後の運動、特に骨盤底筋トレーニングが骨盤底障害(尿失禁や骨盤臓器脱など)と腹直筋離開に与える影響について、既存の多くの研究を統合して分析したものです。

【執筆者】水根健一:柔道整復師、鍼灸師、米国 Kharrazian Institute CFMC(機能性医学認定医)※米国資格であり日本の「医師」とは関係ありません


尿失禁、そして骨盤臓器脱のリスクが大幅に減少!

この論文は、産後1年以内の女性に対する運動介入が、尿失禁、便失禁、骨盤臓器脱、性機能障害、および腹直筋離開のリスクと症状の重症度に与える影響を調査しました。

1. 尿失禁の減少

  • 「中程度の確実性」のエビデンスとして、産後の骨盤底筋トレーニングが尿失禁のリスクを37%減少させることが示されました(7つのランダム化比較試験、n=1930; オッズ比 0.63, 95%信頼区間 0.41~0.97)。
  • 妊娠中に骨盤底筋トレーニングを行っていた場合、産後も尿失禁のリスクが37%減少するという報告もあります。

2. 骨盤臓器脱の減少
産後の骨盤底筋トレーニングが骨盤臓器脱のリスクを56%減少させることが示されました(1つのランダム化比較試験、n=123; オッズ比 0.44, 95%信頼区間 0.21~0.91)。

3. 腹直筋離開(Diastasis Recti Abdominis: DRA)への影響

  • 「低い確実性」のエビデンスではありますが、腹筋トレーニングが、安静時およびヘッドリフト時の腹直筋間距離(IRD)を、運動しない場合と比較してより大きく減少させることが示されました。
  • ただし、腹直筋離開のリスクそのものや、症状の重症度に対する運動の効果については、まだ限定的で結論が出ていない情報が多いとされています。

4. その他の結果(限定的なエビデンス)
性機能、便失禁、骨盤底障害の重症度に対する運動の影響については、現在のところ研究が不足しており、明確な結論を出すにはさらなる研究が必要であるとされています。


この研究が示唆すること

このシステマティックレビューとメタアナリシスは、産後の女性における骨盤底筋トレーニングの有効性について、強力なエビデンスを提供しています。

特に、尿失禁と骨盤臓器脱の予防および軽減において、その重要性が強調されています。

そして、臨床現場において、産後1年以内の女性のケアに骨盤底筋トレーニングを組み込むことの妥当性を裏付けています。

また、腹直筋離開については、腹筋トレーニングがその状態を改善する可能性が示唆されたものの、さらなる質の高い研究が必要であることが示されています。

つまり、結論は「早めの骨盤底筋トレーニング」をするほうが良く、提供する側は常にアップデートが必要であるということです。


当院はこのような条件を満たしたケアをご提供しています

開業20年目の当院では、このような条件をちゃんと満たしたケアをご提供しています。

出産・育児経験のある女性で、国家資格を持ち、知識とアップデートを常に行っている施術者が、大切なママさんのお身体をお預かりします。

もし、気になる方がいらっしゃいましたら、一度お気軽にご相談ください。



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