【起立性調節障害】水をたくさん飲んで解決しますか? ―身体は賢くて余分は水は排出します―

水を飲んで血圧あがる?

 起立性調節障害と診断されると決まって言われるアドバイスがあります。

それは・・・

「水をたくさん飲んで!」

です。

さて、これはどういう意味なのでしょうか・・・?


血圧を上げるために水を飲む???

 血圧が上がらないのが一般的な起立性調節障害です。

 ですから、血圧を上げることが治療の最終目的となります。

 ただ、、、

 仮に水分不足で血圧が上がらないのなら、「水をたくさん摂取」することは必要です。

 しかし、起立性調節障害の子で水分不足の子、つまり脱水を起こしている子はどれほどいるのでしょうか。

 もし、水分不足で起立性調節障害になっているなら、起立性調節障害よりも水分不足(脱水)のほうが問題です。

 この場合は尿比重などの指標をちゃんと取って、それから水分の摂取を考えます。

 水分は必要です。もちろんです。体内にたくさんの水分があれば、特に血管内に水分が多いと血圧は上がります。

 でも、薄い血液が循環します。

 もちろん、腎臓の働きにより、過剰に取った水分はすぐに排出されます。電解質バランスが崩れますからね。

 ですから、水摂取で血圧を上げるというのは、あまり賢い方法ではありません。


水の摂り過ぎ注意、水中毒で死に至ることも

 水を飲めば解決するということではありません。

 ダイエットをしている女性に多く起こるのが、水を摂り過ぎて、電解質バランスが崩れてしまって、水中毒になるのです。

 水中毒の主な症状としては、

めまい
✓ 頭痛
✓ 多尿・頻尿
✓ 下痢
✓ 吐き気や嘔吐
✓ 錯乱
✓ 意識障害
✓ 性格変化
✓ 呼吸困難

などが現れます。悪化した場合、死に至るケースもあるのです。

 水過剰で低ナトリウム血症が生じて、死に至るのです。

 ですから、安易に水をたくさん飲みましょうというのは、付け焼刃の対処でしかなく、本当に子どもの身体を良くするようなことではないのです。


水分は自然に摂るのが一番

 水分は自然に飲みたいときに、飲みたい量を飲むのが一番です。

 1日2ℓなどという基準があるようですが、性別、年齢、状態、その他の条件で変わります。

 ですので、無理やり飲ませて、血圧を上げるというようなことはあまりお勧めできないのです。



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