【産後の情報】中年以降の尿もれに「骨盤底筋トレーニング」だけ?
もちろん、パッドを入れたところで何も解決しません。
なぜ、中年以降に尿もれが起こるようになったのか?を考えることです。
出産で骨盤底筋は弱ります。帝王切開でも、自然分娩でもです。
そして、産後に尿もれが起こります。
だったら、骨盤底筋が原因でしょうか?
歳をとると、体全体の筋肉が弱ったり、硬くなったりします。
脚が広がらなくなったとか、前屈で床に手がつかなくなったとか、ありませんか?
あと、動脈も筋肉ですから、硬くなると動脈硬化が起こりますね。高血圧になります。
そして、膀胱も筋肉でできています。硬くなると拡張しなくなるので、尿が若いころに比べてたくさん溜まらなくなります。頻尿になるのです。
このように、体全体の筋肉が老化します。
さて、骨盤底筋も例外なく、弱ったり、硬くなったりします。そのせいで、尿もれが起こるのも無理ありません。
ただし、、、
これだけでは、ありません。むしろ、重要な要素を忘れてはいませんか?
それは、骨盤底にかかる圧力です。
この圧力がきつくなればなるほど、尿もれは起こりやすくなるのです。
この圧力を解除できないと、骨盤底筋トレーニングをしても、効果はそれほどあがりません。
たとえるなら、ハンモックの生地を分厚く、強いものにしても、1人用のハンモックに2人、3人乗れば、やはりハンモックは伸びて下へと落ちてしまうでしょう。
ですから、上からの圧力を解除することが、尿もれ、果ては腹腔内圧の調整がうまくいくので、骨盤内臓器、つまり子宮や卵巣、そして膀胱などの正常化にも寄与するのです。
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