【改善症例】背骨の彎曲による胸痛 Sさん ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨・鍼灸~

背骨の彎曲による胸痛

Sさん
20代
女性

産後の育児をしていると胸が痛くなってきたと来院された。抱っこするときやお辞儀するとき、胸を張った時など、動作に伴う痛みである。動作痛ということで、心臓から来る関連痛とは考えにくいので治療をお受けした。

疼痛は第3肋間の両側に痛みを感じる。胸骨柄の叩打痛はない。第3肋間で正中線から左5㎝程度の位置で痛みがある。圧痛は若干あり。

脊柱は胸椎左凸、腰部右凸のS字側弯を呈している。機能性側弯である。

【処置】
〇モビリゼーション:胸椎の椎間関節、胸部の肋椎関節


〇治療前:7/10

〇治療後:0/10(初回)

モビリゼーションが功を奏して、痛みがゼロになった。

ただ、側弯を若干なりにも改善して、関節可動性の状態を良くしておかなければまた再発する。

【処方】
胸椎モビリゼーション(ベルトなどで行うもの)


胸が痛い、、、

この訴えはさまざまな診断を引き起こす。

心臓血管外科では狭心症などを疑う。

整形外科では胸骨や肋骨の障害を疑う。

心療内科ではメンタルの問題を疑う。

このように、専門科受診は誤診を連発する可能性がある。

以前に胸痛で地域の整形外科を訪れて、結局大学病院に回されて、MRIまで検査して、大学病院の整形外科の医師は「???」となっていたらしい。「昔、胸骨を強く打ち付けたとかないのですか?」としきりに問われてらしい。その患者さんは全く身に覚えがなかったという。

結局、当院に来られたが、自律神経の乱れで胸部の痛みが出ていた。自律神経を整える鍼灸を行うと、その症状は消失した。


日本の医療制度がおかしいのはここにある。患者が突然、専門科を受診できてしまうことだ。

海外では初診で、「〇〇内科」や「〇〇外科」という科を受診することができない国がある。これは上記のような、科によって全く違う診断にならないようにするためである。もちろん、膨大な医療費の抑制のためにも有効な方法である。

やはり、かかりつけ医制度は大切で、まずは広い知識を持つ総合内科・外科が見れる優秀な「かかりつけ医」に相談することが、受診科ミスを防ぎ、医療費の莫大なロスを解消できることになる。


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