【症例報告】20年来の背中の痛み Yさん ~三田市 | 西宮市 | 神戸市の整体・整骨・鍼灸~

背中の痛み

Yさん
50代
女性

 背中がだるくて痛みがあるという主訴でいらっしゃった。今まで整骨院、接骨院、整形外科、カイロプラクティック、オステオパシーなどを渡り歩いて20年。骨が曲がっていると言われて「えいっ!」って矯正されたり、頭蓋矯正を受けたりと、いろんな治療を受けて来られた。その時は楽になってもまた元に戻る。何をしても治らない典型例だ。

 背中の痛みの高位はT8~T10辺り。内臓反射なら20年のうちに内臓に障害が出ているはずである。

 歪みや理学検査をする前に、明らかなことがある。いろんな治療理論や解剖学などを振りかざす前に、患者さんの背中を見たら一目瞭然だ。

 脊柱起立筋の膨隆がだるさや痛みの位置と一致している。筋肉の大きさはその人の体の使い方を反映する。

 この方の脊柱起立筋の部分的膨隆は、どのように体を抗重力してきたかの歴史が詰まっている。

 さて、膨隆部がカチカチで痛い、だるいと訴えるからといって、そこをマッサージ、ストレッチ、鍼、電気などをしたところで症状はなくならない。

 施術が終わって帰ろうとベッドから起き上がるとき、膨隆部を再度使い始めるからだ。最近流行っている骨盤矯正も同じこと。

 症状しか見ないといつまでたっても良くならない。

 このような症例には、姿勢戦略を変えなければ一生同じ状態だ。痛いからといって、痛い場所の骨を矯正したり、痛い筋肉を揉むだけ、ストレッチするだけでは、「治す」ための仕事をしているものとしては虚しいだけだ。

 だから、姿勢戦略からアプローチする。単にお腹に電気を当てたら良くなるっていうものでもない。

 筋膜連鎖が姿勢を変えるカギとなる。


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