傷寒論 第4条 ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨・鍼灸~

傷寒論 第4条

''第4条 太陽中風陽浮而陰弱陽浮者熱自発陰弱者汗自出嗇嗇悪寒浙浙悪風翕翕発熱鼻鳴乾嘔者桂枝湯主之

「太陽病の中風は、体の陽気が表面に出て奥の陰気は弱く、陽気が強いと発熱し、陰気が弱いと汗が出る。悪寒でゾクゾク、悪風でゾクゾク、ドバーっと熱が出て、鼻水ズルズル、空嘔するのは、主に桂枝湯である」

衛気:体表で守っている気
営気:体内で臓腑を養う気

「陽浮」はおそらく「陽気=衛気が体表に出てきて外邪(風邪、寒邪)と戦っている」ことを表す。戦っているので発熱する。

「陰弱」はおそらく「陰気=営気が虚している状態」を表す。虚していると固摂作用が低下して体の陰液が漏れだす。つまり暑くないのに汗が出る。