産後ケア 症例 M.K.様

年齢 37歳

出産回数 3回目

主訴 股関節の痛み、骨盤の開き

股関節痛について

 産後のお体は、妊娠からの変化でかなり変わります。股関節に関して、位置が若干重力線から外れてしまい、そのせいで本来最も効率よく力が伝達される位置から外れることになり、余計な筋力を使わなければ股関節が動かなくなります。従って、そのせいで骨盤の臼蓋からの荷重を受ける大腿骨骨頭にかかる負荷が部分的になり、扁平化を促します。つまり、変形性股関節症になるリスクの温床になるのです。

初診時の状態

 末のお子様が入園されるまで、股関節の痛みをガマンされていました。台所でお料理をしている時でも、痛くて休み休みしていたそうです。ただ、3人のお子様がいらっしゃるので、どうしても自分の時間が取れずに、ケアが後回しになっていたので、どんどん悪化していました。
 実際の状態について、股関節のASIS-PSISの差、Internal Rotationの程度を見たところ、どちらもかなり正常値より外れていました。このような状態ですと、小殿筋、中殿筋は外方に引っ張られてしまい、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯はねじれて走行するようになります。αモーターニューロンの発火が常に生じてしまい、症状につながります。
 このようにお辛い症状を抱えて生活されていたのです。でも、女性は強いものですね。お子様が三人もいると、自分の辛さなど言ってられないというのが、本音ではないでしょう。ですから、数年ガマンされて、以前に当院に来られていた方からのご紹介で思い切っていらっしゃったのです。

経過

 上にも記したとおり、ASIS-PSISのFDの改善、股関節Rotationの改善を図りました。すると、股関節周囲筋が正常に働きますので、痛みは徐々になくなっていくのです。
 この場合、運動療法やマッサージは効果がありません。
 ①運動療法:位置がずれた状態での運動療法は悪化させるだけです
 ②マッサージ:その場は楽になっても原因が取れていないので、また同じような状態に戻ります
 ですので、①②のようなものを中心にはせずに、股関節矯正を行いました。
 すると、嬉しい副作用がありました。股関節を正常な位置まで矯正すると、両ふともも外側の出っ張りが減少したのです(写真参考)。これも、もともと不要な組織が太ももの外側にまとわりついていて、それが出っ張っていたので、股関節矯正をすることで不要な組織は正常な位置へと戻っていったのです。

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骨盤矯正

このたび、骨盤矯正でおせわになりました。
子供が3人おり前々から骨盤の開きを気にしていました。でも、なかなか踏み切れずにいたのですが、3人目の入園で時間も空き、日々の股関節の痛みもあり思い切って来院しました。骨盤矯正を開始してからは、やさしい先生方に囲まれて、いろいろな知識も教えてもらい、大変感謝しております。残り数回になるころには、股関節の痛みは思い出せないほどに、おしりはすっきりになり体が軽くなりました。本当にありがとうございました。

※当院の効果には個人差があります。あくまでも個人のご感想です。


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