【代表が思う今】なぜ当院では難治性症状が改善するのか? ~一人ひとりを本気で見つめる~

つれづれなるメッセージ 20230326

このコラムは不定期に心に移り行くことを、当てもなくダラダラと綴ったものです。

どんな施術者か? どんな人間か?

私たちの仕事は、みなさまの大切なお体に触れる仕事です。

他人の体に触れる仕事なんて、普通はあまりありませんよね。

ですから、治療技術や治療法うんぬん以前に、どんな人間が自分の体を触治療するのか、という根本的な疑問に少しでもお答えできるよう、このようなコラムを書いています。

どうかご参考にしてください。


整骨院って、普通はどんなイメージですか?

当院は整骨院という看板を掲げていますが、整骨院の適応範囲以外の症状や疾患をお持ちの方へ施術をしています。

普通、整骨院なら「腰痛や肩こりでしょ?」と思いませんか?

良くて肩こりからくる「頭痛、めまい」くらい。これが普通のイメージですね。

また、スポーツしているときの「ケガ」でいくのが整骨院でしょ?

こうお思いの方もいらっしゃいます。

整骨院は「ケガ」は保険が効きます。保険が効くのは「新鮮なケガ」です。

ですから、ケガしたら行くというイメージも正解です。

あとは、ひざ、肩、首なんかが痛いと行くイメージですかね。

本当は「ケガ」をしたら保険が効くので、ケガじゃなければどんなに痛くても保険は効かないし、マッサージをしてもらいに行くという人もいますが、整骨院・接骨院はケガを治すところでマッサージをするところではありません。

ケガしているところにマッサージをして良くなりますか?

悪化します。

まとめると、とにかくみなさんのイメージは「運動器の問題」で行くところ、という感じでしょう。


当院の患者さんたち

当院に来られるのは、もちろん「運動器疾患」の方もいらっしゃいます。

ですが、たいていは症状が重い方が多くいらっしゃいます。

整形外科へ行ってもどうしようもない。他の整骨院や整体、鍼灸で良くならない。

たとえば、変形性膝関節症で手術宣告されている方。ヘルニア、脊柱管狭窄症などでお困りの方。

要するに、整形外科でどうにもならんから手術だと言われている方です。あとは、どうにもしようがないと匙を投げられている方です。

ところが、そんな整形外科へ行かれる方だけではありません。

✓ 悪性腫瘍
✓ 皮ふ疾患(アトピー、乾癬等)
✓ 自己免疫疾患(リウマチ、橋本病等)
✓ 循環器(不整脈、高血圧等)
✓ 脳神経系(起立性調節障害、気分障害、不安障害、うつ等)
✓ 消化器系(何十年もの慢性不調、IBS、潰瘍性大腸炎等)
✓ 婦人科系(更年期障害、PCOS、月経困難症、生理痛等)
✓ 耳鼻科系(BPPV、PPPD、メニエール等)
✓ 発達障害、発達障害グレーゾーン
✓ 病院では「異常なし」と言われているのに不調な方

以上は当院へご来院されている方々の一部です。

ここまでお読みになられたら、え?と思われたかもしれませんね。

そりゃ、普通はそう思います。分かります。

だって、私たちは小さいころから、病気は「病院へ行って薬をもらって飲むものだ」と刷り込まれてきているからです。

もちろん、それが間違いだとは言いません。正解の時だってたくさんあります。

ただし、、、

そうすることで、余計に悪化していく場合もあるのです。

高齢になるにつれて、薬がじゃんじゃん増える現象を見て、あなたは「この老人は、たくさん薬を飲んでいるんだから健康になっていっている!」と思いますか?

その反対で「全く健康になっていない」「むしろ悪化している」とお感じになりませんか?

アトピーでステロイドをガンガン塗りまくるのは、治療とは言えないということは多くの方が知っています。どんどん悪化します。

病院へかかると、余計に悪化していくということなのです。

なぜか?

症状を抑えるだけの、対症療法に終始しているからです。

原因はほったらかしなので、どんどん悪化する一方です。


難治性の「難治」の定義

さて、たびたび登場する「難治性」という言葉。

意味は「なかなか治らない」「治りが悪い」です。そんな風に言ったら、すごくあいまいですよね。

まず、難病とは少し違います。もちろん、難病指定されている「潰瘍性大腸炎」などは機能性医学で良くなりますよ。

生活指導と食習慣をはじめとして、いろんな取り組みで良くなります。

ですから、「難治性」≒「難病」とも言えなくもないですが、遺伝子の異常などの病気は治りません。

当院の難治性の「難治」とは、以下のケースです。

✓ 病院などで薬(対症療法)を飲んでいるが良くならないもの

 → 病院での慢性病や体質による病気では、対症療法的な薬しかありません。ですが、体質を変えることで病気を克服することができるのです。

✓ 検査で異常なしと言われているが大変異常があるもの

 → 病院の検査は一次的な血液検査がよく行われます。これで異常がなければ、これまた対症療法の薬が出ます。原因はほったらかしなので、治りません。花粉症などがいい例で、毎年季節になると薬が手放せないのは、全然治っていない証拠です。

✓ 病院で手術と言われているが誤診で手術は必要ないもの(整形外科の診断に多く当院では良くある)

 → 整形外科では骨や軟骨の異常を診るので、たまたま骨や軟骨に問題があれば、本当は違う組織が痛みを拾っているにも関わらず、「手術宣告」をされる方が来られます。その方に骨や軟骨以外の施術をするとすこぶる良くなるケースがあるのです。また、高齢者に多いのが、レントゲンで「すべり症」と診断されて痛くてたまらないが薬と湿布だけで歩けない人が、筋肉の治療でケロッと痛みがなくなるケースもあります。

✓ 他の整骨院や鍼灸院などで改善しないもの(非常に多い)

 → これは当たり前のようにあります。


難治性疾患の方々を改善させるようになる条件

運動器にしろ、内科領域にしろ、改善させる(「治す」と書くと医師法に抵触するので「改善」という言葉をその代わりに使います)ようになるには、

「膨大な知識と経験」

が必要です。

膨大な研究

これは当たり前です。

そもそも整骨院・接骨院の資格である「柔道整復師」、そして鍼灸院の資格である「鍼灸師」を持っているだけで、このような疾患に対応できるわけはありません。

柔道整復や鍼灸以外の研究をしないと、改善などできません。

2~3年そこらでは無理です。10年でも怪しい。20年してきて、やっとかな。でも、まだまだ研究は続きます。

国家資格である柔道整復師や鍼灸師を取る就学年数はたかだか3年です。コメディカルはほとんどが3年です。ヒエラルキーのトップである医師でも6年です。

お分かりの通り、資格を取っただけでは、病気の本質は分かりません。

ですから、当院の屋号である「整骨院」はもうあまり意味がなくなっています。場所確認くらいの意味です(笑)

難治性症状(整形外科領域であろうが内科領域であろうが)を改善させるには、一つは人の体の奥深いところまで研究して、それを臨床でどう生かすかを常に仮説検証を繰り返さなければいけないということです。


でも、難治性症状を改善できるための本当の前提条件とは

ただ、知識や経験を積み上げられる人と、できない人があります。

「できない人」は単に目の前の現象だけを見て、浅い考えで治療してしまう施術家です。

よく根本原因を治します、という言葉を整骨院などのホームページで見ますが、本当でしょうか?

多くは、いやほぼ根本原因を解消していません。表面上の話です。

というのも、来られる患者さん、まずはこんな訴えです。

肩こり腰痛

Aさんは「肩こり」です。Bさんは「腰痛」で来られます。

急性のケガのようなものは除いて、わざわざ整骨院に行こうというくらいですから、寝たら治る程度の肩こりや腰痛のレベルではなくなっています。

「できない人」は「肩こり」にはこれ、「腰痛」にはこれ、というお決まりの治療をしています。

電気やマッサージ、ストレッチをしたり、歪みを正したりします。

その後は楽になったような気になりますが、また症状を繰り返します。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

そこを治療できるところが、整骨院・接骨院や他の整体、鍼灸など病院を含めて、皆無に等しいのが現状です。

みな、それぞれの原因を言いますが、原因はもっと深くにあります。

ここからが重要です。

当院は疾患だけを見ません。

疾患だけを見ているところは、「腰痛」「肩こり」を見るとき、腰痛や肩こりの原因を探ります。硬くなっているのは姿勢?、パソコン?、運動不足?、歪み?などなど。

でも、それでは疾患しかみていません。

ちゃんと人を全体で見ないから、なぜ腰痛が繰り返したり、肩がこるのかが分からないのです。

人を見るということは、こういうことです。

根本原因

よくよくお話を聞くと、上のような症状や疾患を抱えていらっしゃいます。またライフスタイルも大きく関係しています。

これの1つとして「肩こり、腰痛」が出ているにすぎないのです。

つまり、その一つにごまかし治療をしたところで、その場はいいのですが、またぶりかえすのです。

当院は「人自身」を見つめます。

全体で崩しているバランスは何か?

そこを見るのです。

病院では「~科」で分かれていますよね。これも大問題です。

それぞれの科はそれぞれの診方をします。でも、他の関連性はほぼ考えない。

だから、結局は分からずに、その場で見えている表面上の症状を消す薬を出すことに終始しているのが現状です。

上のAさんとBさん、「腰痛や肩こり」はさまざまな身体の状態が原因で、出てきた結果にすぎないのです。

どれが本当の根本原因か、それを見極めなければなりません。

本来、健康であれば、寝たら治るのです。

翌朝はスッキリして、また新しい一日を元気よく過ごせるのです。

それができなくなって、しばらくして「肩がこる」だの「腰が痛い」だの、整骨院へと足を運ぶことになるのです。

難治を治すというのは、一人ひとりの体全体をみて、その本当の原因へと迫ることなのです。


一人ひとりを本当に見つめる

一人ひとりをみつめて

上の画像には手のひらにイチゴが一つだけ乗っています。

この「一つだけ」のイチゴは当院の考え方を表しています。

本当に良くするには、その人の根っこにある健康状態を改善させなければ、末端の症状は良くなりません。

つまり、「一人ひとりをちゃんと見なければいけない」ということです。

ですが、今の医療はこんな感じです。

マニュアル医療

「腰痛」なら腰痛トレイ、「肩こり」なら肩こりトレイに乗せられて、一人ひとり違うはずの治療が、一律に行われているのです。

「歪み」や「姿勢」が原因ですか?

なぜ一律にみんな同じ姿勢へと矯正するのでしょうか?

「血液検査の基準値」内にいれば、人は健康ですか?

1人ひとり違うのに、なぜ同じような枠にはめるのでしょうか?

こういったマニュアル医療では、本当の健康は手に入りません。

寝たら治っていた時のような健康は手に入りません。

腰痛で来られた方、腰に関連するようなところだけを見ていて、本当に良くなるのでしょうか?

当院は「一人ひとり」の健康を体全体で考え抜いてきたから、いろんな疾患を改善させることができるようになってきたのです。

「枠を壊せ!」「常識を疑え!」

自分は柔道整復師だから、鍼灸師だから、〇科の医師だから、といった自分を枠にはめて、そこから外を考えようとしなければ、このように改善させることは不可能だったでしょう。

どうでしょう、みなさん?

自分の可能性を信じて、患者さんを本当の意味で「全体的に考える」ことが、医療人には必要なのではないでしょうか?

ひとり一人をみつめる医療


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