いきているということ いのちということ

いのちということ

 普段、私が関わる方々は「命」を落とすような方はいません。

 運動器の疾患でも、内科的疾患でも、辛い症状をお抱えになってはいますが、命に関わるような病気ではありません。

 ところが、そんな中で「ガン」を患って、当院で施術を行っている方がいます。もちろん「ガン」を良くするためです。

 その方のガンは「抗がん剤」がなく、上皮にできたガンを定期的に切除することを繰り返すしかないのです。

 西洋医学は、できた「ガン」を取り除くことはできるのですが、そもそも「ガン」をできないようにすることが不可能なのです。

 悪くなるのを待って処置をする。

 この繰り返しで、積極的な治療とはお世辞にも言い難い状態でした。

 そこで、当院でできることをご提案して、当院で「ガン」への施術を始めました。

 半年前です。

 施術を始めてから、2回の検診がありました。

 まず1回目の検診では「ガンが小さくなっていた」とお医者さんが言われたそうです。

 そして2回目。

 「ガンがなくなっている」と確かにお医者さんは言ったそうです。

 当院で施術を始めるまでは、ガンが大きくなってきたら切除をすることを繰り返していたらしいのです。

 それが当院で施術を始めたら、新しくガンができることはなく、さらに存在していたガンも消えていたのです。

 当院は命に関わる仕事ではありません。もちろん、患者さんの人生に関わる仕事だとは思っています。

 しかし、今回の件で命に関わる仕事の重みを感じました。結果的にガンが消失したので良かったのですが、検診の結果を聞くのは自分のことのようにドキドキしました。

 その時、ふと谷川俊太郎氏の詩が頭の中に出てきました。


生きる

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ


 私たちの業界は医師から「エビデンスがない」とよく言われます。

 ないです。

 「エビデンス」を証明する研究がなされていないから、ないです。

 研究するなら、莫大な財力(製薬会社などの後ろ盾)がなければ、できません。

 エビデンスがある治らない医学 vs エビデンスがないが確実に良くなる方法

 できたガンを切り取るだけの対症療法 vs ガンができなくする方法

 あなたならどちらを選びますか?

 私の意見は「どちらも」です。現代西洋医学も必要、それ以外も必要です。

 どちらが上でも下でもない。日本なら医師が医療では何でもやっていい。法律上です。

 法律が人の身体を治しますか?

 エビデンスがあるとか、ないとか、そんな小さな範疇でのやり取りなど関係ない。

 小宇宙である人体はもっともっと奥深く、深淵で、懐が広いのです。

 それなのに人間ときたら、あきれるばかりです。

 とにかく、ガンは消失したのです。それまでは増殖する一方だったのに。

 人の身体を診るなら、医学だけではなく、もっと広く、深く、柔軟に考える必要があるようですね。



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