【私の視点】急性? 慢性? 亜急性? 時代錯誤な基準 ~神戸市北区、三田市、西宮市で神経施術が受けられる数少ない整骨院、鍼灸院、整体院~

急性? 慢性? 亜急性?時代錯誤な基準

よく「慢性的に痛いんです」など、簡単に「慢性」という言葉を使ってご説明される患者さんがいます。

おそらくは「ずっと痛いから慢性」というイメージなのでしょう。

さて、私の院は「整骨院」ですから、急性外傷(いわゆる「けが」で炎症過程が終わっていないもの)には保険適用の施術が受けられます。

この「急性外傷」という言葉の「急性」に問題があります。


「急性」と対になる言葉が「慢性」です。この言葉はよく用いられていますが、はっきりとした定義はなされていません。

多くが「期間」基準で区分されているのです。

【期間基準】
急性:発症より数日~2,3週間まで
慢性:発症より2,3か月以降

だいたいが上のような感じです。

すると、「けが(受傷したことが明確な出来事を自覚している)」で、だいたい数日~2,3週間までなら保険が適応されるということです。それも2,3か月まで、です。

そして、その間の期間を「亜急性」と言います。


さて、この急性と慢性を分ける基準、期間で正しいかというと、実は期間ではありません。身体が期間を認識して、そろそろ2か月だから、慢性になろう!ということはありません。

受傷してすぐと、しばらく経つと、体の中で疼痛の認識系統に変化が生じてきます。

受傷してすぐは、そのケガを治そうとして炎症反応が起こります。ですから、炎症反応を止めるために整形外科を受診したら、よく消炎鎮痛剤を処方されます。NSAIDsなどの薬です。※ここでは個別の薬品名の引用は避けます

このNSAIDsはケガの炎症を抑えてくれます。比較的有効な場合が多いです。

この時の痛みは場所も明瞭で、はっきりした鋭痛です。神経としてはAδ線維が中心となります。Aδ線維を中心に痛みを脳で認識しています。

そして、この急性の痛みが長引くと、最初に警告として発していた痛み信号とは、また別の神経経路での痛み信号が起こり始めます。

この別経路の場合、痛みの場所は不明瞭で、程度は非常に強く、不快感を伴う、情動的な面の変調を伴います。神経としてはC線維が中心となります。

この段階に来ると、最初に処方されたNSAIDs(鎮痛薬)は効果がありません。

よく「痛み止めを飲んでも効かない」と言われます。消炎鎮痛剤を飲んでも聞かなければ、この段階に来ています。これを「慢性疼痛」と言います。

すると、医科では神経障害性疼痛に対する鎮痛薬を処方します。

分かりやすくいうと、

急性:消炎鎮痛剤が効果的な状態
慢性:神経障害性疼痛に対する薬が効果的な状態

このように区分けされます。


急性か慢性か、、、。

この二者を分けるのは、期間ではなく「痛みの認知」方式の違いによるもの、神経系のメカニズムによって分けるのが正しいのです。

ただ、この二者を分けるのに、薬を飲んでもらって効果判定するのはなかなか難しいので、一応、判断する期間を設けてあるのです。

整骨院で健康保険を使う場合は、施術期間が3ケ月を過ぎると、「急性の処置なのに、なぜそんなに長期間かかるんだ?」となり、長期理由を記載しなければいけません。

保険はおいといて、とにかく結論は「急性か慢性化か」の判断をするのは、「期間ではなく、痛みを認識する神経系の違い」ということになります。

本当は急性か慢性かを判断するのに、神経系統の違いを基準に決めないといけないのですが、未だ医療の現場は便宜上、期間基準を使っているわけです。


では、「急性か慢性化か」で処方薬は変わるけれども、整骨院での治療方法は変わるのでしょうか?

柔整の施術は、電療(電気を当てる)、罨法(冷やす、温める)、手技(マッサージ)が主体です。

これは「急性のケガ」を早く治す方法です。

ところが、慢性的な痛みの場合、この処置を繰り返したところで「施術した時はいいのだけれど、またすぐに痛みは元通り」となります。慰安的な治療となるのです。

ですから、「慢性状態」になった場合は、アプローチ方法を変えて行います。

当院では「慢性状態」の場合には、ちゃんとアプローチ方法を変えて、その人、その人に合った施術方法を選択しています。

施術で来られた場合、お飲みになっているお薬もお聞きします。「急性」か「亜急性」か「慢性」か、どの状態で神経系が疼痛を出しているのかを判断するためです。

もちろん、お薬を飲んでいなくても、判断する方法や機器がございますので、安心してください。

治療対象の部位もさまざまです。

☑ 筋肉
☑ 関節
☑ 椎間板などの軟骨
☑ 神経
☑ 内臓
☑ 靭帯や腱、関節包などの軟部組織

急性は「保険適用」ですので、一律な施術となりますが、「慢性状態への施術」は保険外となりますから、施術方法は自由です。

自由ということは、その方へ最も有効な治療法を選択して行えるということです。カイロプラクティック、オステオパシーのような手技療法から、神経学を利用した施術、鍼灸、運動を用いた施術、効果的な物療機器、栄養療法などさまざまな観点から、皆様にいち早く改善していただけます。


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