【改善症例】テニスをしないのにテニス肘?(上腕骨外側上顆炎) Mさん ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨~

テニス肘

Mさん
40代
女性
主訴:左肘の痛み

 これといった原因はなく徐々に痛みが増してきた。ドアのノブをひねる、ビンの蓋やペットボトルを開ける、物をつかむときに激痛になってきたので、整形外科に行ったら、テニスをしたことないのに「テニス肘」と言われた。原因は使いすぎだ、と言われた。ちなみに、肘の外側の腱付着部の炎症を俗称で「テニス肘」と呼ぶ。医学的には上腕骨外側上顆炎である。

 「使いすぎ」と言われたけれど、本人さんは納得していない。ずっと同じような生活をしてきたからだ。処方された湿布ではよくならない。注射も打ったがその場だけだった。痛みが発生してから半年経って口コミで当院に来られた。

 左上腕骨外側上顆に圧痛あり。細かくは小海から遠位に向かって圧痛がある。中指伸展テスト、トムゼンテストなどはもちろん陽性、げんこつを作るだけで痛む。

テニス肘

 痛みの原因を治療しないで、ただ痛いところに湿布、NSAIDsのような鎮痛薬、ステロイド注射では再発するし、実際に痛みも止まっていない。このような処置で痛みが止まれば軽症だ。

 次に大抵のリハビリや整骨院では前腕の骨の矯正や前腕筋のマッサージをするが、これで良くなればまだ中程度だったということ。

 重症は上記のような処置をしても治らない。必ず首から背骨、上腕、前腕の筋バランスを整える必要がある。

 治療は鍼などの物療で前腕から肩までを緩めて(これは大抵行われている)、さらに外側上顆に起始する筋群が過活動にならないように、弱化筋を鍛えた。

治療前:8~9/10

治療後(2回):2~3/10

 結局は日頃の腕の筋肉の使う割合を変えなければ、同じ仕事量で同じ生活をしても外側上顆に付着する筋肉に負担がかかり続ける。

 ただ、正常な活動割合に戻せば必ず良くなる。

【後日談】
 Mさんのご主人様から「もう妻はほとんど痛くないと言っている」と報告を受けた。半年間、治療をしても治らなかったテニス肘が当院の運動処方とリリースを受けてもらっただけで簡単に改善した。医療費削減にもつながるこの方法はもっと広まれば、患者さんの負担もないし、ムダな医療費を浪費しないで済むと思う。


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