ロキソニン、バファリンが効かないから・・・ ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨~

鎮痛薬 ロキソニン

 以前に「侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛」という記事を書きました。

 さて、痛みが発生してから数日の急性期だとほとんど「ロキソニン」などの侵害受容性疼痛薬が処方されます。

 そしてマシにならないで数か月も痛みが続くようなら、神経障害性疼痛薬のトラムセットやリリカなどの処方が考慮されるわけです。

 ただ、ちょっと待ってください。

 侵害受容性疼痛の薬が効かないからといって、すぐに神経障害性の疼痛だと判断するのは困ります。

 というのは、まず侵害受容性疼痛でも何か月、何年も続くこともあるからです。また、侵害受容性疼痛の薬が効かなくても、神経も障害されていないことも多々あるからです。もちろん、心因性でもありません。

 疼痛が発生するメカニズムはそんなに簡単ではなく、まだまだ疼痛を発せさせるメカニズムは存在するのです。

 特に神経障害性疼痛薬は神経障害を修復させているわけではなく、ただ神経が脳へ送る余計な信号をシャットアウトするものなのです。ですから、副作用は「めまい、眠気」などがあります。

 これは都合よく余分な痛みだけをシャットアウトできればいいですが、いろんな末梢からくる刺激を抑え込んでしまうので、分かりやすくいえば「鈍く」なります。鈍感になるのです。その副作用がめまいや眠気です。

薬の副作用 めまいや眠気

 ですから、本当の意味で治っているわけではありません。薬を飲むと害になるとは言いませんが、薬を飲んで痛みから若干でも解放されているうちに、根本的な改善をすることをお勧めします。

 というのも、体は賢いので、副作用の「めまい、眠気」はだんだんとマシになります。つまり、末梢から来る信号をさらに受けようとするので、痛みもまた効かなくなることがあるのです。

 物事には因果関係があります。その因果関係に沿って体を良くしていくことこそ、本当の健康へとつながっていくのです。


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